あらゆる飲食店の予約を簡単にできるサービスを展開するトレタ。そのサービスの魅力と内容、資金調達状況などをわかりやすく解説します。
トレタの概要

トレタは、2013年7月に設立された飲食店予約サービスを展開するSaaS型企業です。現在非上場ですが、資金調達も順調に行なっており、これから上場も見込める有望なFoodTech企業です。採用にも注力しており、こちらから確認することができます。
トレタとは、どのようなサービスか?
トレタは、現在大きく分けて『トレタ』、『トレテル』、『Toreta now』の3つのサービスを展開しています。それぞれのサービスについて、詳しく見ていきます。
トレタ

同社の社名と同じサービスである『トレタ』。『トレタ』は、高級レストランや居酒屋などあらゆる飲食店の予約を、簡単・便利に管理ができる飲食店向け予約/顧客台帳サービスです。その特徴を以下にて見ていきます。
簡単に操作ができること

トレタは、使いやすさにこだわり設計されているため、直感的に操作を行うことが可能です。継続利用率が99%といった数値からも、使いやすさというものが評価されていることがわかります。
充実したサポートデスク体制があること

トレタは、24時間365日サポートデスクを対応しており、困ったらいつでも相談することが可能です。また、10分以内に解決する割合が8割を占めており、より的確なサポートをしてくれるのも魅力であると思います。
機能が充実していること

トレタは、予約サービスであるのと同時に、顧客・売上管理ツールとしても活用することが可能です。そのため、自分の店舗をオペレーションする際に必要な機能を実装しており、より効率的に運営を行うことが可能になります。
他サービスとの連携機能が充実していること

トレタは、POSはもちろん、他サービスとの連携機能も充実しており、店舗に導入している他のサービスも組み合わせて管理することが可能です。これにより、より一元化してサービスを管理することができます。
トレテル

『トレテル』は、飲食店とお客さまとの間で時折発生する予約内容の勘違いや、無断キャンセルによる被害を防ぐための予約トラブル防止アプリです。以下にてこのサービスの特徴について紹介します。
シンプルに使えること

トレテルは、3ステップでシンプルに予約トラブルを防止することが可能です。アプリ上の手順に従うだけで、予約トラブルの防止を行うことができます。
弁護士に相談できること

もう一つの大きな特徴が、飲食業に詳しい弁護士と相談できることです。万が一トラブルに巻き込まれた際、専門家に相談することで解決に導くことが可能になります。
Toreta now

Toreta nowとは、簡単に飲食店を予約できるアプリです。その特徴について、解説します。
簡単に、すぐに予約できること

急に飲食店を予約する必要がある時、最短10分で予約することが可能です。そのため、急に飲食店を予約しなければいけない時に、非常に役立つサービスと言えるでしょう。
トレタの代表者は?
代表取締役は、『中村 仁』氏です。
大学卒業後、松下電器産業(現パナソニック)に入社後、外資系広告代理店を経て起業します。「西麻布 壌」「豚組」「豚組しゃぶ庵」などの繁盛店を世に送り出すのに加え、「外食アワード」を受賞し、注目を集めます。その後、2013年トレタを設立し、今に至ります。
トレタの資金調達状況は?
トレタは、順調に資金調達を実施しており、現在までに約60億円以上を調達している企業です。また、2018年の資本業務契約により、NTTドコモの連結子会社として登録されています。
2018年12月、NTTドコモは、飲食店向けの予約・顧客台帳サービス「トレタ」との資本業務提携を公表した。第三者割当増資の引受けと一部株主からの株式譲受を実施した形で、トレタに30億円を出資する。トレタのこれまでの累計調達額は61億3000万円となる。出資時期は2018年12月中を予定している。
https://thebridge.jp/2018/12/toreta-next-step
トレタの今後の動向は?
直近で、大手企業であるNTTドコモとの資本提携も行い、ドコモの資本力と組み合わせて、さらにコンテンツの拡充を目指すものと想定されます。大手企業の資本力を身に付けた今、今後どのようにビジネスを展開していくのか楽しみですね。
まとめ
あらゆる飲食店を効率よく予約できるサービスを展開できるトレタ。そのサービスの魅力について解説してきました。飲食店の予約という観点で新たなビジネスモデルを築いた同社について、今後どのようにビジネス展開をしていくのか楽しみですね。