民泊・ホテル・旅館事業者向けクラウドソーシングサービスを展開するSQUEEZE。そのサービスの魅力と内容、資金調達状況について詳しく解説していきます。
SQUEEZEの概要

SQUEEZEは、2014年9月に設立された民泊・ホテル・旅館向けに特化したサービスを展開するSaaS型企業です。『価値の詰まった社会を創る』ことをミッションに掲げており、現在非上場企業ですが、今後の動向が楽しみなシェアリングエコノミーを提供する企業です。
SQUEEZEとは、どのようなサービスか?
SQUEEZEは、プラットフォーム事業とスマートホテル事業の2つに分類されます。それぞれのサービスについて詳しく解説していきます。
プラットフォーム事業

プラットフォーム事業の主なサービスは、宿泊運営サービスである『suitebook』です。
このサービスについて詳しく解説していきます。
suitebookとは?

suitebookとは、クラウド型のプラットフォームでのサービスであるため、宿泊施設の定常業務を効率化し、サービス品質の向上とゲスト満足度を高めるスマートな運営を可能にすることができるサービスです。
suitebookの魅力とは?
suitebookを導入することによるメリットを以下にて記載していきます。
様々な便利な機能があること

suitebookには、宿泊施設側にとって利便性の高い機能が揃っており、より効率的に運営を行うことが可能です。集客・マーケティングから清掃管理業務まで、一貫してサポートする機能があるため、宿泊施設を運営する側としては、業務の全てをこのサービスで効率化することができます。
導入しやすい環境があること

suitebookには、他のサービスとのAPI連携機能などが充実しており、より利便性の高いサービスとなっております。そのため、宿泊者のウェブ上からの動線や清掃業者への依頼などについても、簡単に行うことが可能です。
豊富な導入実績があること

suitebookは、様々な企業での導入実績があり、より安心してサービスを導入することが可能です。
スマートホテル事業

スマートホテル事業の主なサービスは、『Minn』『Theatel』『KARIO』の3つに分けられます。それぞれのサービスについて、詳しく解説していきます。
Minn

Minnとは、旅行で一緒に来たグループと共に宿泊できるアパートメントホテルです。
一緒に同じ空間で宿泊できる空間を提供し、またおしゃれな家具に囲まれて宿泊できるため、より充実した旅行の体験をすることができます。
Theatel

Theatelとは、シアターとホテルを組み合わせた全く新しい業態のホテルサービスです。各部屋にプライベートシアターが用意されており、特別な宿泊体験をすることができます。
KARIO

KARIOとは、アパートメント全てが旅行者だけ宿泊している新しい形態のサービスです。
アパートメント全てが旅行者だけで構成されているので、自宅にいるような感覚で過ごすことが可能です。
SQUEEZEの代表者は?
代表取締役CEOは、『舘林 真一』氏です。
大学卒業後、ゴールドマンサックス証券に入社します。その後、トリップアドバイザー株式会社を経て、2014年9月、株式会社SQUEEZEを創業し、現在に至ります。
SQUEEZEの資金調達状況は?
創業から順調に資金調達を実施しており、現在までに12.2億円の調達を完了し、シリーズBラウンドに位置すると推定されます。
2016年5月、民泊・ホテル・旅館事業者向けクラウドソーシングサービスMister Suite(※1)を展開する株式会社SQUEEZEは、ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合、インキュベイトファンド3号投資事業有限責任組合、その他事業会社および個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、総額約4.2億円の資金調達を実施しましたことをお知らせいたします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000015235.html?fbclid=IwAR0DDUL0b-xh-guVciJgszSEl01sOnKoWQzlnpL_SFIU-OTpxiF67GsBMDE
2018年3月、SQUEEZEは、不動産ファンドなどを運営するケネディクスと資本業務提携を締結し、同社を引受先とした第三者割当増資により、総額約8億円の資金調達を実施したと発表した。
https://japan.cnet.com/article/35116838/
SQUEEZEの今後の動向は?
今後、ケネディクス社と提携したことにより、従来のプラットフォーム事業に加えて、スマートホテル事業への展開の加速することが予測されます。
プラットフォーム事業で基盤を確保しつつ、実際の旅行業に対してのサービスを展開することで、よりビジネスの拡大が見込める状態であるかと思います。
今後、住宅宿泊事業法を活用した、サービスアパートメントと民泊のハイブリッド運用と、SQUEEZEが運営するスマートホテル施設の調達および投資における事業で連携する。
https://japan.cnet.com/article/35116838/
まとめ
旅行向けサービスを展開するSQUEEZE。そのサービスの魅力について解説してきました。
今後日本に向けての観光客は増えることが見込まれることから、同社のサービスのビジネスも拡大が見込めるかと思います。今度どのようにビジネスを拡大しているのかが楽しみな企業であると思います。