深層学習(Deep Learning)・機械学習を用いた人工知能(AI)技術を提供するクロスコンパス(Cross Compass)。そのサービスの内容と評判、資金調達状況についてわかりやすく解説します。
クロスコンパス(Cross Compass)の概要

2015年4月に設立したクロスコンパス(Cross Compass)。深層学習(Deep Learning)・機械学習を用いた人工知能(AI)技術を提供するだけではなく、その技術を用いたコンサルティング、研究機関を実施しています。現在、非上場企業ですが、その技術力の高さから、順調に資金調達も実施しており、今後の成長が期待できる企業です。
クロスコンパス(Cross Compass)とは、どのようなサービスか?
クロスコンパス(Cross Compass)は、主に『AIコンサルティング・開発』『AIプラットフォーム』、そして『Research Institute』の3つのサービスに分類されます。
AIコンサルティング・開発

クロスコンパス(Cross Compass)が持つ、ディープラーニングとAIの技術を用いたコンサルティングです。工場の自動化や異常検知などの分野で実績を上げています。
AIプラットフォーム -MANUFACIA(マニュファシア)

クロスコンパス(Cross Compass)の持つ、AIプラットフォーム『MANUFACIA(マニュファシア)』。製造業に対して、AIの知識を不要として開発できる環境を提供しています。
その特徴としては、以下が挙げられます。
AI開発にかかるコストを大幅削減できること
「MANUFACIA(マニュファシア)」にはクロスコンパス(Cross Compass)で培った技術であるAIアルゴリズムを搭載しています。そして、自社のデータを入れるだけで簡単にAIを生成できる為、AI技術を一から作るコストを最小限に抑えることが可能です。
リードタイムなしでAIを利用できること
通常AIの開発は、数ヶ月以上かかるものですが、「MANUFACIA(マニュファシア)」であれば登録すれば、すぐに使用することが可能です。
『MANUFACIA(マニュファシア)』は、2019年6月21日に定額制のサービスとしてリリースが予定されており、今後の動向が楽しみです。
Research Institute

クロスコンパス(Cross Compass)が運営する、Research Institute。産業界と研究者とを結ぶプラットフォームです。
クロスコンパス(Cross Compass)の代表者は?
現在、代表取締役社長は、『鈴木 克信』です。
一方で、元々の創業者は、『佐藤 聡』になります。2018年5月に社長を退任し『鈴木 克信』氏に社長交代を行いました。『佐藤 聡』氏は、電子楽器メーカーに入社後、起業し、経営者およびエンジニアとして活躍しました。その後、2015年に株式会社クロスコンパスを起業し、社長に就任しました。現在は、一般社団法人日本ディープラーニング協会の理事を務めています。
クロスコンパス(Cross Compass)の資金調達状況は?
クロスコンパス(Cross Compass)は、複数の企業と業務提携を行なっておりますが、資金調達の具体的な金額は開示されていません。現在、エプソンやAJSなどと業務提携やを行なっています。
2019年2月、製造業のお客様を中心に人工知能のサービスを展開する株式会社クロスコンパスは、1月31日にセイコーエプソン株式会社と資本業務提携を締結致しましたのでお知らせ致します。
https://ai-media-bsg.com/cross-compass_and_epson/
2019年4月、TISインテックグループのAJS株式会社は、株式会社クロスコンパスに出資し、人工知能(AI)技術分野で資本業務提携することを発表します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000602.000011650.html
クロスコンパス(Cross Compass)の今後の動向は?
今までの自社でのノウハウを活かし、先日リリースしたMANUFACIA(マニュファシア)を中心に今後サービスをさらに展開していくものと思われます。MANUFACIA(マニュファシア)のサービス自体、魅力的なサブスクリプションモデルのビジネスであると思うため、今後どのように成長していくのか楽しみですね。
まとめ
AIおよびディープラーニング技術をベースとして、様々なビジネスを展開するクロスコンパス(Cross Compass)。そのサービスの魅力について解説していきました。今後新たなサービスであるMANUFACIA(マニュファシア)を含めてどのようにビジネスを拡大していくのか楽しみです。